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塾の経営は難しい?これから開業を目指す人が知っておきたいこと

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これから塾開業を目指すには、今まで以上にたくさんの情報を知っておかなければなりません。

それは、塾業界はここ数年で大きく状況が変化したからです。

一講師として成功していても、それだけで開業し、経営がうまくいく時代ではなくなりました。

今回は、塾の経営が難しいと言われる理由や、成功させるためのポイント、経営が安定しやすい指導形態についてご紹介します。

これから開業を目指す人が知っておきたいことをお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

塾の経営が難しいと言われる理由

現在の塾経営は非常に難しいと言われています。

アナログ時代から、効率を追求される時代へと変わったのも理由ですが、難しいと言われる理由は以下の3つです。

  1. 参入障壁が低く、競争が激しい
  2. 少子化が進み、先行きが不安
  3. 経営知識のない経営者が多い

昔の感覚で塾を開業すると、想定外がたくさん起きるのが現在の塾業界。

難しいと言われる理由をきちんと把握し、対処法を考えておきましょう。

参入障壁が低く競争が激しい

学習塾は他業種と比べて参入障壁が低いです。

開業資金も安く済み、不要な在庫を抱える必要もありません。

先生1人いれば、複数の生徒を教えられ、一定数の顕在顧客も市場には存在します。

このようなことから、塾業界への新規参入はとてもかんたんなもの。

そのため、古くから学習塾を経営している大手塾以外にも、近年続々と大企業の新規参入が相次いでいます。

  • 個別指導
  • 映像授業
  • ICT教育

集団形式が基本だった塾業界が、このように様々な分野に枝分かれしているのもそのためです。

FCを推し進める企業もあれば、まったく異なる業種から参入する振興企業も存在します。

古き良き、フェイスtoフェイスの指導から、個に対する手厚い指導、ITを駆使した効率化が図られるなど、現在の塾業界は大改革期です。

ライバルが多い中で、熾烈を極める生き残り競争。この競争に勝ち抜くのは容易ではありません。

少子化が進み、先行きが不安視されている

現在の日本は、少子化が猛スピードで進行しています。

晩婚化が進む中で、2019年には出生数が86万人と統計開始以降、最低水準です。

今後、さらなる少子化が進むと予想されており、塾業界の先行きが不安視されています。

母数が減ると市場の縮小に繋がるため、企業競争は激化傾向に。

他塾との争いに勝つために、差別化を図ろうにも大企業の低価格競争に巻き込まれてしまっては、小さな塾に勝ち目はありません。

特に現在はICTの分野で低価格化が進んでいるため、相当な経営努力と現場の講師スキルが求められる時代が、そう遅くない未来に訪れるでしょう。

塾を建てれば増える時代から、塾が顧客を奪い合い、顧客は塾を徹底的に比較し、選ぶ時代になっているのです。

経営知識のないまま経営者となる人が多い

塾経営者の多くは、以前の塾で人気講師だった、トップクラスの成績を収めた経歴を持つ方が多いです。

そのため、独立後も授業に入るケースが多いですが、これが一番の問題になっています。

講師として一流でも、経営者として一流とは限らないのです。

プレーヤーとマネジメントは全く違います。

要求されるスキルも違えば、成功の条件も違うのです。

これを混同し、「自分の授業は他塾にも負けない」と思ってしまうと、思わぬ失敗を招きます。

独立開業を果たすくらいなので、相当な現場の知識やスキル、情熱を持った方のはずです。

しかし、塾業界では年間60件以上もの学習塾が倒産している事実があります。

これは、講師としての情熱や授業テクニックだけでは、塾経営は成立しないことを表しているのです。

このことを受け入れて、経営者としての勉強を1から、謙虚に始められる方が、成功への第一歩を踏み出せる方と言っても過言ではありません。

>>塾経営はなぜ厳しい?塾が生き残るために必要な条件とは

難しいと言われる塾の経営を成功させるポイント

現在の塾業界は熾烈を極める時代ですが、それでも経営を成功させるポイントはあります。

現場の講師力を上げるのは、並大抵ではありませんし、自分以外の職員に頼るのは経営者として失敗する典型的なパターンです。

経営者は自らを高め、職員のマンパワーだけに依存せず結果を出すもの。

  1. 塾のポジショニング・コンセプトを明確化
  2. 経営者に必要な知識を学ぶ
  3. サービスの質を徹底的に高める

ここでは、経営者として塾経営を成功させるポイントとして、上記3つについてご紹介します。

塾のポジショニング・コンセプトを明確にする

自塾のポジショニング、コンセプトの明確化は企業活動にとって重要です。

塾勤めをしていた頃は、地域での塾のポジショニングも明確になっていたはず。

コンセプトも塾長の掲げる理念に基づいているため、ただ履行をすればいいだけでした。

しかし、経営者となると、これらを明確にする必要があるのです。

他塾の状況から、自塾がどの位置にいるのかを正確に見定め、勝算のあるコンセプトを定めましょう。

このとき、差別化を図ることは必ず意識してください。

そして、わかりやすく、伝わりやすい言葉で、コンセプトを明確化しましょう。

ポジショニングが明確でないと、ただ現場活動をする無計画さが露呈され、コンセプトの不明確さは、顧客離れに繋がる。

どちらも明確でないと、経営がうまくいかない理由となるのです。

マーケティング・営業・財務など経営者に必要な知識を学ぶ

経営者は企業を守る最後の砦です。

様々な決定を行う最高責任者なので、プレッシャーも相当なものになるでしょう。

そのプレッシャーに打ち勝つためには、経営に必要な知識をつけることが必要です。

コンセプトや、塾のシステムはもちろん、

  • マーケティング
  • 営業
  • 財務
  • 人事

など、経営者に必要な知識はたくさんあります。

これらを1から学び、自分の力としていくのです。

講師は現場で、日々たくさん学び、力をつけています。

そのステージを作るのが、経営者の務めです。

経営者は講師と同じポジションにいてはならず、あくまで経営者としてのスキルを磨いていくことを目標にすべき。

努力して学んだ知識や経験は、かならずピンチを救ってくれます。

逆に知識も経験もなければ、突然訪れるピンチへの対応方法が見つからないものです。

職員の幸せ、生徒の喜び、そして自らの生活を守るためにも、一流の経営者を目指して、前向きにたくさんのことを学ぶ姿勢が経営者には求められるのです。

サービスの質を徹底的に高める

塾=教育機関と考える方もいらっしゃいますが、塾は立派なサービス業です。

生徒や保護者の満足度をどこまで高いものにできるか。

これが実現できる塾が、厳しい戦いに打ち勝ち、生き残れる塾です。

顧客の満足度に繋がることを、積極的に行いましょう。

大手の塾ではできない、小さな塾ならではの満足度の上げ方はたくさんあります。

例えば、次のような方法です。

  • 生徒1人1人を細かく見る
  • 保護者と密な関係を作る
  • 講師を伸ばす環境を与える

分担作業、簡素化の進んだ大手が対応しにくい部分で、サービスの質を向上させましょう。

教室ごとのイベントなども生徒は喜びますが、大手ではなかなかやりにくいもの。

子供たちを可愛がる姿勢は、満足度の向上と共に、地域の声となります。

型にはまらず、いいことはすべてやるくらいのつもりで、徹底した品質向上を目指しましょう。

>>生産性アップ!塾管理・経営システムでできることとは?

まずは個別指導からスタートするのが無難

塾の形態には様々なものがありますが、安定的に経営を進めるなら個別指導が無難です。

個別指導には、次の2つのメリットがあります。

  1. 収益が安定しやすい
  2. 一人に注力できる

それでも、利益率を求めるなら、個別よりも集団の方が向いているかもしれません。

しかし、集団授業は大手塾が非常に強いため、集団をやるなら徹底的な差別化が必要となります。

個別指導は収益が安定しやすい

個別指導は生徒のニーズが高いため、顧客が安定的に確保しやすいです。

特に開業して間もないと、生徒数も少ないため、「しっかり見てくれる塾がいい」という顧客を獲得できる環境にあります。

また、1コマ当たりの単価が個別指導は高いため、生徒数が少なくても、ある程度の収益を得られる点もメリットです。

通常授業でも、収益に差は生まれますが、特に大きくなるのは期別講座、受験講座。

人によっては、プラスでたくさんの授業を取るご家庭もあるため、その分収益が大きくあがります。

やりすぎると「営業色が強い」「あの塾は高い」と悪評が広がってしまいますが、開業1年目から収益が安定しやすいのが個別指導の特徴です。

一人の指導に注力できる

個別指導の最も魅力的な点は、1人を徹底的に見られること。

講師側も生徒側も、保護者の立場でもこれ以上の待遇はありません。

数十名をまとめて教える集団指導では、こんな不満の声が上がりやすいもの。

  • よく見てくれない
  • わからないのにどんどん進む

しかし、個別指導では、その子のペースに合わせた指導が可能な為、このような声が上がるケースはほとんどありません。

ほとんどというのも、力のない講師だと、別の生徒に教え切りになって、放置してしまうケースがあるからです。

このような事態を防ぐためにも、講師へのアドバイス、指導は徹底して行いましょう。

日々の授業で生徒1人1人を徹底的に可愛がり、満足度を上げる。

すると、個別授業のプラスコマの提案や退塾防止や非常にしやすくなります。

成績が下がって退塾を考えていても、「これほど見てくれる塾はない」と面談で退塾が止まるケースは多いです。

もちろん、そうなる前の先手の対応は必要ですが、これらも個に注力できる個別指導のメリットと言えるでしょう。

集団授業を始めるなら徹底的な差別化を

個別にメリットが大きいのは理解していても、集団授業にこだわりたい方もいらっしゃるでしょう。

生徒が互いに刺激し合って成長していく姿。

クラスが団結し、1つのゴールに向かって頑張る風景。

大声で笑い、やるときにはやるメリハリ、引き締まった空気。

集団授業の魅力ってたくさんありますよね。

どうしても集団授業にこだわりたい場合は、徹底的な差別化を図りましょう。

ただ集団授業をやるだけでは、大手に勝てません。

集団授業の中で、圧倒的なわかりやすさ、楽しさを与えるのは最低ラインです。

他に付属して、

  • 塾内のイベント
  • 貼り出しの充実
  • 保護者とのコミュニケート

など、大手ができないことを徹底的に行いましょう。

小さな個人塾で、集団指導を行っていても、地域で生き抜いている塾はたくさんあります。

大変だからこそ、知恵を振り絞って、徹底的な差別化を図った集団授業ができれば、十分勝算はあると言えるでしょう。

>>塾の指導・授業は変えるべき?スタイルを変更するメリットとデメリット

まとめ

塾業界は大きな変動の時期を迎えています。

参入障壁が低い、少子化、経営者の経営レベルなどの問題が大きな理由です。

まずはこれらをきちんと理解し、経営者として知識をつけていく必要があります。

さらには、他塾の動向をしっかり把握し、自塾の差別化を図るのも必要です。

これから開業する場合は、収益率が高く、不満のでにくい個別指導に分があります。

徹底的な差別化が図れるのであれば、集団塾でも勝機はあるでしょう。

いずれにせよ、経営者が経営者としての力をつけ、間違いでない判断をすることは必須条件です。

厳しい状況だからこそ、リターンも大きいもの。

経営を成功させるために、現状を受け入れ、適切なプランニングを立てるようにしましょう。

 

>>必読!塾の経営で失敗する典型的な3つのパターンとは

 

 

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