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学校・学習塾とエアコンの関係とは?熱中症に対するパラダイムの変化

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今年の猛烈な暑さで、多くの熱中症が発生しています。

小中学校にエアコンは必要なのか不要なのか、熱中症のリスクをおかしても学校行事を優先する必要があるのか、話題ですよね。。

この記事では、これらの考察を通じて子どもの健康に対するパラダイムの変化を考察します。

毎年の猛暑に学校へのエアコン設置が叫ばれる

ここ近年の猛暑続きにより、学校へのエアコン設置が叫ばれ、そして実際に設置も進んでいます。

たとえば2018年夏は記録的な猛暑でした。

7月23日には埼玉県熊谷市で最高気温が摂氏41.1度を記録。

2013年に高知県四万十市で記録された41度を上回り、観測史上最高気温となっています。

この日は10都市以上が最高気温約40度に達しており、暑さによる死者は40人を超えているそうです。

死者の多くは体力の低下したお年寄りですが、愛知県では校外学習に参加した小学1年生の生徒が、熱中症で死亡するといういたたまれない事故も起こっています。

これ以外にも、熱中症で生徒が病院に搬送された、というニュースを数多く見かけましたよね。

熱中症は以前「日射病」と呼ばれていましたが、今のようにニュースにあがることはあまりなかったように思います。

例えばアレルギーに関しても、今は学校でも口酸っぱく注意がありますが、30年前は珍しいものでした。

これらは子どもの健康に対する意識が変化していることの現れでしょう。

エアコンの普及率から見るパラダイムの変化

文部科学省の統計によれば、小中学校のエアコンの設置率は1998年にはわずか6.6%でしたが、直近の2017年では41.7%まで普及しました。

地域ごとに大きなばらつきがあり、香川県や東京都では概ね設置が完了していますが、奈良県、愛媛県、山口県、長崎県は10%台にとどまっています。

一方、家庭でのエアコン普及率は90%超、職員室への普及率も80%超でほぼ普及は完了しています。

子どもたちの教育現場のみ立ち遅れている状態ですが、少しずつ完全普及に向けて設置が進んでいます。

県ごとに大きなばらつきがあるのは、一言で言うと優先順位の問題でしょう。

統計では予算やエコの観点にも言及されています。

ですが「今まで設置していなくても問題がなかったからこれからも問題がない」という意識がある地域では、普及が遅れているということです。

エアコン普及は加速する!精神論から「科学的な健康維持」へ

筆者も40代ですが、40代以降の年代が陥りやすい思考に『今の若者は軟弱だ』というものがあります。

学校にエアコンが必要ないとする論拠の多くは「俺達の時代にはエアコンなんてなくても熱中症になるやつなんていなかった」です。

「子どもには暑さを我慢させることが必要、心頭滅却の精神を教育すべきだ」という考え方も根強く残っています。

実は全くの間違いで、平成7年に熱中症で死亡した20歳未満の数は22名、平成28年には4名です。これは熱中症対策が功を奏した結果に他なりません。

冷静に考えると、「20年前の子どものほうが熱中症になりにくかった」と考えるのは不合理です。

校庭での全国集会で、生徒が倒れることも私たち世代には見慣れた風景でしたが、当時は倒れる生徒がひ弱だという常識でした。

今は生徒が倒れるようなことは、できるだけ行わないよう変化しています。

「心頭滅却の教育」と「健康維持」は天秤の両皿にかけることはできません。

エアコンの導入は公立校にも進みつつあり、2017年の文部科学省の調査では49.6%が設置済みです。早期の全面導入が望まれます。

学校・教育現場へのエアコンの普及まとめ

熱中症対策としては「水分補給をこまめにする」「直射日光を避けるよう、帽子は必ずかぶる」「温度管理をする」などよくご存知のことかと思います。

今回は常識の変化という切り口で熱中症対策を考えてみました。

学習塾が子どもの相手の仕事である以上、時代の移り変わりに的確な対応が望まれます。

教育現場が保護者からの信頼を獲得し、生き残るためのひとつの要素ではないでしょうか。

最後に、既にご存知のことかとは思いますが、熱中症の予防対策を記載します。

学校と同じく子どもをお預かりする塾でも熱中症対策は大切です。改めてご確認ください。

 

>>やり抜く力・グリッドはどう鍛える?塾教育と自己制御的要素の関係性

 

 

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