小さくても工夫と柔軟性で勝つ方法とは。【斬新塾】をご紹介(3)

コラム

外部とのコラボレーション

3.【斬新塾③】日本初!商店街運営の学習塾

長野県佐久市岩村田商店街は、商店街として日本で初めて学習塾の運営に乗り出しました。

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商店街の活性化事例としても全国の自治体から注目されています。
岩村田本町商店街は、JR小海線岩村田駅近くの昔ながらの商店街です。1998年の長野オリンピック開催に伴い、高速道路、新幹線が整備されました。動線の変化によって商店街がダメージを受けるという例は珍しくありません。

しかし、岩村田商店街は若手の店主を中心に改革に立ち上がりました。
「日本一長~い草もちを作ろう大作戦!」というイベントを開催したり、空き店舗対策を次々に実施しました。「おいでなん処」というコミュニティスペースをつくり、手づくり惣菜の店「本町おかず市場」を商店街直営として開業。さらには、「本町手仕事村」というインキュベーションシステムを構築し、起業家を空き店舗の新しい商店主に育てるといった仕組みを次々に作り上げました。
そして、活性化の柱を「子育て支援」と「教育」にシフト。2008年には全国初、商店街直営の学習塾「岩村田寺子屋塾」を開塾しました。
いわゆる自立学習方式形式の塾に近いスタイルで、地域の子どもたちで賑わっています。もちろん指導は学習塾のプロがおこなっており、教務的にも万全の体制です。
地元商店街の直営というメリットを活かし、学校、地域、学習塾の三位一体の連係によって、地域で子育てをするということをリアルに具現化している事例です。

通塾するとポイントが溜まり、商店街で利用することができるなど具体的な連係モデルも作られていて、学習塾へのロイヤリティだけではなく、地域へのロイヤリティも高めることができています。
塾の立場に立って言えば、ある意味地域のお墨付きをいただいての運営になりますから、集客面や地域でのブランド確立といった観点で非常に優位に進められるでしょう。

前述のわかば塾の事例でもそうですが、単独で全てをまかなおうとするのではなく、第三者とのコラボレーションによって成功している事例ですね。

4.まとめ

今回ご紹介したのはユニークな取り組みをしている事例の中でも僅かにすぎません。
ほかにも、ロボットプラグラミングを中心に集客をされている事例や体育だけを教える塾などもありますし、カフェを併設されている事例はたくさんあるようです。
規模の大きくない塾だからこそ出来る小回りの良さやアイデアで、大手塾が参入しにくい、いわゆる「ブルーオーシャン」を切り開いています。
少子化などの環境要因は止めることができません。高度成長期のように塾があれば生徒が来る時代は終焉を迎えましたが、減ったからこその成功への道がありそうです。
【今だから】【自分だから】出来ることを探しませんか?

 

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