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塾経営はなぜ厳しい?塾が生き残るために必要な条件とは

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現在、塾を取り巻く環境は大きく変化しています。

少子化、ニーズの多様化、塾の乱立、IT化、コロナウイルスetc、様々な時代の流れの中、変革期を迎えました。

過去の塾のやり方では通用しないのが、現在の塾です。

  1. 塾業界の現状を知る
  2. 必要なものを知る

生き残るためには、こうした課題のクリアが必須となります。

そしてこれらを踏まえて効率化を図り、利益を出していかなければなりません。

今回は、塾の現状と厳しい時代を生き抜いていくための条件についてご紹介します。

厳しい塾経営!少子化により生徒の絶対数が減少

過去の塾業界と現在の塾業界の決定的な違いは、その顧客総数です。

少子化により、母数が激減していますが、塾業界への新規参入は増加傾向にある点が最大の問題。

そのため、塾業界では倒産も相次いでいます。

従って、現状は強い者が生き残り、弱いものは淘汰される時代に入ったと言えるでしょう。

  1. 2019年の出生数
  2. 生徒の絶対数が減っても競争が激化する理由

ここでは、まず以上の2点について把握します。

2019年の出生数は86万人に

2019年の出生数は86万人と、1899年の統計開始以降、初めて90万人を下回りました。

これは、団塊の世代と呼ばれる1940年代後半の約1/3、団塊ジュニア世代の1970年代半ばの半数以下まで落ち込んでいることを表しています。

少子化が叫ばれ、国立社会保障・人口問題研究所が発表した出生数の将来推計でも、2019年は予測をはるかに上回る現象数でした。

そして、今後さらに出生数は減少すると予測されています。

これが、塾経営が厳しい理由の1つです。

さらに20年、30年と経った際、86万人が生む子供の数は、もっと少なくなります。

つまり現在厳しい塾経営は、今後より厳しさを増していく傾向にあるのです。

生徒は減っても塾業界内での競争は激化傾向

母数が減り続ける塾業界ですが、開業する学習塾、教室数は増えています。

学習塾一本で長年経営を続けてきたいわゆる「老舗」グループ以外にも、集団に特化した塾や、他業種からの参入、ITを駆使した新興勢力と多種多様なビジネスモデルでの塾業界参入が相次いでいるのです。

新型コロナウイルスにより、ICT教育も一気に普及していくとの予測もあるため、今後の塾業界内での競争は、より激しさを増していくと予想できます。

このような時代では、本物の塾だけが生き残っていくため、より高い戦略性と経営スキルが必要になるのです。

>>必読!塾の経営で失敗する典型的な3つのパターンとは

小規模塾は厳しく倒産が顕著

本物の塾だけが生き残る時代ですが、本物の指導が行われていれば生き残れるわけではありません。

特に小規模の塾は、資金力で劣るため、企業としての耐久力に欠けてしまいます。

大手であれば、豊富な資金力で、変化への対応に時間を稼げますが、小規模の塾はそうはいきません。

変化にスピードが求められるのです。

ここでは、集団指導と個別指導に分けて、それぞれの現状をお伝えします。

小規模な集団指導型の塾は厳しい

以前は、集団指導塾では、そのビジネスモデルから高い利益率を確保できていました。

ご存知の通り、講師1人に対して30名以上の生徒を指導できたため、効率がよく利益を出しやすかったのです。

しかし、近年において利益率が出しにくくなったのは、どの塾の経営者でも感じている通りでしょう。

集団指導のニーズが個別指導へと流れ、生徒が集まりにくくなっているからです。

講師1人の人件費はさほど変わりませんが、生徒が集まらないことから、収益が大幅に減ってしまいました。

加えて、ニーズの多様化、ICTの発達、個別指導の進出により、集団指導型を取り巻く環境は非常に厳しいのが実情です。

特に小規模の塾では、少人数による収益の低下は致命的となるため、一層の経営工夫が求められています。

小規模でも個別指導型は強い

一方で、個別指導はまだまだ強いです。

ICTが発達しても、集団に比べて生き残る率が高いと言えるでしょう。

やはり、先生が身近にいるのは、今後の塾でも必須です。

ICTは現状の〇×、学力をつける点では効果的ですが、大切なのはやはり「人」。

スポーツでもどんなに一流の選手であったとしても、指導するコーチがいて、より高いパフォーマンスを発揮できます。

もっと言えば、コーチの力量により、プレーヤーの質が変わっていくのです。

個別指導の先生が、ICTに勝てる点は、

  • 生徒の可能性を見い出せる
  • 励ましやほめにより、やる気を出させられる
  • 注意により、静粛で集中しやすい環境が提供できる
  • 雑談など勉強以外の分野から勉強への動機づけができる

と、たくさんあります。

ひとり一人に寄り添った指導ができる個別指導は、人と人との関係を築きながら学習効果を高めていけるモデルのため、今後も強いと言えるでしょう。

>>塾の指導・授業は変えるべき?スタイルを変更するメリットとデメリット

これからの塾経営者は「経営者スキル」が必須

厳しい理由は、上記だけではありませんが、ここからは問題も踏まえて、厳しい塾経営で生き残るために必要なものをご紹介します。

まず、講師時代との一番の違いは、指導スキルではなく、経営者スキルが求められるのです。

教室長やエリア管轄をした経験があっても、経営者に必要なスキルは全く異なります。

講師として力はあっても、経営がうまくいかないケースは多いのです。

それでは、講師と経営者の違いについて考えてみましょう。

教え方がうまいだけでは通用しない

講師スキルとは、説明や雰囲気づくりのうまさ、コミュニケーション能力の高さ、豊富な知識です。

最低限の項目をクリアしていれば、立派な塾講師と言えるのではないでしょうか。

しかし、経営者はこれらをクリアしているのは、いわばあたり前とも言えます。

圧倒的な指導力で自信があるからこそ、独立開業を目指したはずだからです。

しかし経営者に求められるスキルは、一講師として必要なスキルとは全く違います。

  • 生徒を集める(結果を出す)力
  • 現状を把握し、適切な対処をする力
  • 市場の動向を察知し、先手を打つ力
  • 未来を予測する力
  • 資金繰り
  • 企画、発想など新しいアイデアを無から生み出す
  • 教室、講師管理
  • 人脈を築く

など、経営者ならではのスキルがたくさん必要です。

つまり、ただ教え方がうまいだけでは、経営はうまくいきません。

ここのところを間違えていると、開業してからの後手対応となり、厳しい戦いを強いられてしまいます。

経営者はあらゆるスキルが必要だと心得ておきましょう。

マーケティングや資金繰りの知識は必須に

経営に携わる者として、マーケティングや資金繰りは必須の知識です。

コンサルタントに任せてしまうと、それなりの費用がかかります。

開業したばかりの小さな塾では、コンサルタントを雇う余裕はないはず。

ですから、経営者自らが自らの企業を導いていかなければならないのです。

マーケティングに関しては、塾業界に長く勤められている方は、少し慣れていると感じるかもしれません。

しかし一教室の運営と、企業の運営では天地ほどの差があります。

感覚だけでなく、客観的なデータに基づいた分析を行わないと、偶然施策が当たって生徒が瞬間的に集まることはあっても、継続的に安定した募集を勝ち取れないでしょう。

また、資金繰りに関しても、プールしておく資金をいかに生み出すか、資産運用をどうするかなど、会社を太く、強くする知識も必要です。

開業直後の現場に立ちながらの状態で、これらを学ぶのはかなり厳しいので、必ず事前に知識を得ておきましょう。

>>塾の運営業務とは?講師とは違った面白さの運営・管理業務を紹介

集客の強化と効率化で厳しい塾経営を乗り切る

厳しい塾業界の中で生き残るためには、スタートが肝心です。

開業して間もないころは、とにかく授業に専念できる環境を整えましょう。

生徒を大切にすることが、後の企業の安定に繋がります。

そのためにはまず、ポイントを絞らなければなりません。

塾経営が軌道に乗るまでの間は、

  1. 集客に特化する
  2. 効率化を図り、時間を生み出す

の2点が大切です。

集客にはとにかく力を入れる

開業当初は、とにかく集客がメインです。

いい授業をしていれば、生徒が自然と集まる時代は終わりました。

きちんと戦略を練って、集客活動を最も重要な仕事としてプランニングするべきです。

中には、「生徒を集めたくて開業したわけじゃない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

理想の教育がしたくて、開業したのは言うまでもありません。

しかし、どんなにすばらしい授業も、わかりやすい教え方も、いいコンセプトであっても、生徒がいなければ意味はないのです。

生徒がいて、初めて塾としての意義が生まれる。

そして、経営者の考える最高の塾に通うのは、生徒にとって最善の選択なのです。

また、収益が上がらなければ、生徒にいい指導を行えません。

ですから、集客=いい指導をするためと捉え、とにかく集客に力を入れましょう。

塾専用システムやRPAの活用で徹底的な効率化を

次に、効率化を図る目的は、時間的猶予を作るためです。

特に、開業して間もないころは、講師を集めるのも難しく、経営者はドタバタします。

経営を考えながら、現場で授業をしないといけないので、体がいくつあっても足りない状態です。

そこで、学費の引落や教室運営の業務を補ってくれる塾専用システムRPAの活用が生きてきます。

一人でやらなければならない業務がシステムで簡素化できたり、コンピュータがやってくれたりするので、空いた時間が生まれるのです。

さらに、これらを採用するとコストをカットできるメリットもあります。

業務を賄うために1人雇うのよりもはるかに安く、業務量を軽減できるからです。

システムやRPAを活用して、時間を生み出し、収益を上げる。

そして、上がった収益で人を雇い、塾を発展させていく。

この流れが、ムリなく経営を軌道に乗せる方法と言えるでしょう。

1人ですべて抱えるよりも、頼るところは機械に頼り、人でなければならないところに特化する。

これからの時代は、ITを使いこなせる経営者が、生き残る時代なのです。

>>もう無視できない!塾システムがこれから必要となる理由とは

まとめ

生徒数の減少に、塾の乱立、ITの業界参入と塾業界を取り巻く環境は非常に厳しいです。

しかし、塾の必要性やニーズは、昔よりも高まっていると言えるのではないでしょうか。

ただし勝ち負けがはっきりと分かれているのが、今の塾業界の特徴です。

この厳しい時代を生き抜いていくためには、経営者は一講師としての立ち位置にとどまっていてはいけません。

経営者としてのスキルを付けるのはもちろん、集客に力を入れ、結果にこだわりましょう。

そして、現場に特化するために、システムや機械の力を上手に活用し、時間を生み出す工夫も必要です。

独立するまでが勝負ではありません。独立してからが本当の勝負の始まりなのです。

理想の教育を実践し、厳しい塾業界を生き抜いていくためにも、ぜひ、生き残る塾の条件を満たすのを目指して、現場に経営に全力で臨んでください。

 

>>生産性アップ!塾管理・経営システムでできることとは?

 

 

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