
一足先にタブレット学習を取り入れる塾が増えつつある中、コロナの影響もあり、公教育の現場でもICT教育にようやく本腰を入れ始めました。
「先生と生徒がフェイスtoフェイスで教えるのにこだわりたい」
「生徒とのコミュニケーションを大切にしたい」
このような理由で、IT化の波に乗らない塾は非常に厳しい戦いを強いられるでしょう。
タブレット学習にはメリットもあれば、デメリットもあります。
しかし、上手に取り入れればこれまで以上の成果が出せるものです。
今回は、塾がタブレット学習を取り入れるメリットやデメリット、意義についてご紹介します。
一昔前とは大きく変化したタブレット教育。
ぜひ、自塾に取り入れるイメージを持ってお読みください。
タブレット学習とは?なぜおすすめされるのか?
タブレット学習は、ただ問題が次々に出題されるものではありません。
タブレットを利用した学習のポイントは、
- 今までにない新しい学習方法ができる
- 紙媒体ではできない仕組みが多くある
です。
それでは、1つずつご紹介します。
タブレットを利用した新しい学習方法
以前のタブレット学習といえば、
- 問題が出題されるだけ
- 〇×だけ(あっても軽い解説のみ)
のように、どうしても問題集をタブレットで解くだけ、となってしまう点がデメリットでした。
魅力を感じる一方で、現場の講師との触れ合いを望む生徒・保護者も多く、思うように需要が伸びないため、塾にとって脅威ではないと考える経営者も多かったのではないでしょうか。
しかし、現在は、
- レベルに合わせた問題選択
- 映像授業の増加
- 自分のペースで理解を深められる
といったシステムが構築され、下手な授業よりも効果の高いものになっています。
- カリキュラム作成
- 学力状態の把握
- 苦手部分への細やかな対応
が、タブレット1つでできるようになりました。
このタブレット学習は、集団指導から個別指導へと時代が変わっていったのと同じではありません。
タブレット学習は公教育でも取り入れる動きが活発になっています。
つまり、塾業界だけでなく、教育のスタンダードになりつつある学習方法なのです。
紙媒体では実現できない仕組みが数多く存在
紙媒体での手間を一切なくせるのがタブレット学習です。
紙媒体の場合、あらゆる問題を紙面に乗せると、分厚い教材になってしまいます。
生徒のレベルに合わせて指導をする場合、やるところとやらないところが出てしまうため、テキストがスカスカになるケースも多いです。
また、保護者の目にも「きちんとやっていない」と映りやすくなります。
これらのデメリットがタブレット学習であれば、
- 必要な問題だけチョイスができる
- 学習データが見られ、保護者にとっても安心
となるのです。
また、学習内容もデータとして記録できるため、保護者がいつでも見たいときにすぐ確認できます。
さらに、豊富な映像授業や類似問題検索により繰り返し学習ができるなど、学力向上に繋がるコンテンツも多いです。
塾でのタブレット学習のメリット・効果
タブレット学習のメリット、効果はたくさんありますが、中でも、
- ゲーム感覚で学習できる
- 進捗状況の把握ができる
- 繰り返し学習により苦手問題の克服ができる
の3点がポイントです。
どれも、広い層からのニーズがあるものなので、1つ1つを把握しておきましょう。
メリット①ゲーム感覚で学習できる
子供にとって勉強は嫌なもの、ゲームは楽しいもの。
楽しみながら学習するシステムが満載なタブレット学習では、ゲーム感覚での学習が可能。
そのため、机に向かうハードルをぐっと下げられます。
子供にとって、ゲーム感覚での学習はとっつきやすいです。
特に、
- 勉強が苦手
- 学校の授業についていけない
- 人と話すのが苦手
といった子供でも、すんなり勉強に入られる点は大きなメリットでしょう。
また、勉強が得意な子でもゲーム好きな子は多いです。
自分のレベルがどんどん上がっていくのが実感でき、勉強が楽しくなる仕組みが組み込まれています。
特に勉強が得意な場合、自分の課題を理解している生徒が多いので、勉強時間が伸びるのは大きなメリットです。
メリット②学習の進捗状況を自分で確認できる
現在のタブレット学習は、問題を解き進め、解説を聞き、演習をするのが1タームです。
これを繰り返すと、得意分野・苦手分野がはっきりするため、何をどれだけ勉強すればいいのかが明確になります。
他にも、
- ひっかかりやすい問題
- 自分のミスの傾向
を把握できるため、テストでの得点力の向上に繋がりやすいです。
また、これらがデータとして保存されます。
これにより、テスト前に苦手な部分の総復習がしやすくなるため、勉強が苦手な子でも効率的な学習が可能です。
さらに、カリキュラムがステップ形式で見える化されています。
そのため、
- 自分が今、どの位置にいるのか
- あとどれだけの内容があるのか
が明確になり、ゴールへの見通しがつけられるのもメリットです。
終わりが見えていれば、勉強のモチベーションの増加にも繋がります。
メリット③繰り返し学習で苦手問題を克服できる
「できない」「わからない」から「できる」へは、とても大きなハードルがあります。
特に、テストで思うように結果が出ない子は、
- 過去にやった内容なのに解き方を忘れている
- 間違った解法を覚えてしまっている
- 「できる」の信号が早期に送られ、反復しない
のいずれかに該当する場合が多いです。
勉強は、最後は暗記ですよね。
理解力が高くても完全に暗記していなければ得点力には繋がりません。
理数系でも文系でも本質は同じです。
完全に覚えられる状態を作られるかがポイントになります。
そのためには、繰り返し学習は必須です。
スポーツでも、ただ教えてもらっただけでできるようにはなりません。
同じことを何度も繰り返して、本物になります。
勉強でも同じで、苦手だからできないのではなく、繰り返しの量が足りないのです。
しかし、子供は同じ内容の繰り返し、反復はなかなか続かないもの。
タブレット学習では、様々なコンテンツ、豊富な問題量で生徒のモチベーションを上げてくれるのです。
「勉強をやりなさい」と言わなくてもやりたくなり、自然と繰り返し学習ができるタブレット学習。
苦手克服にはもってこいのコンテンツです。
塾でのタブレット学習のデメリット・弊害
様々なメリットや効果のあるタブレット学習。
魅力的なコンテンツが多いですが、デメリットや弊害を忘れてはなりません。
塾として大きな声を上げさせるには、これらのデメリット・弊害にいかに対処するかがポイントです。
タブレット学習のデメリットには、
- 「書く作業」が減る
- 目に負担がかかるケースも
の2点があります。
これらへの対処は生徒や保護者の安心感につながるため対応しましょう。
デメリット①「書く作業」が減る
タブレット学習は、「書き」の時間が圧倒的に少なくなるのがネックです。
勉強は、
- 目で見る
- 手で書く
- 声を出す
- 耳で聞く
をフルで使うと効率が挙がります。
このうち、書きに関しては重要度が高いです。
現在の保護者の年代では「書いて覚える」が主流の時代でした。
暗記をするにも、公式を使った演習をするのにも、とにかく「書き」がポイントと考える保護者は多いです。
実際に書くためには、脳で考える時間も必要になります。
そのため、「書き」が減る=暗記がしにくくなると言えるのです。
暗記表を目で見て暗記できる子は少数しかいません。
時間をかけて、繰り返すことで記憶として定着するのです。
これを知らず、「タブレット学習は最先端だから大丈夫」と言っていては、生徒も保護者も離れてしまいます。
書く作業が減るデメリットにいかに対応するかが重要です。
タブレット学習と書く作業を組み合わせ、双方の問題を補完するのがよいでしょう。
デメリット②目に負担がかかる場合がある
タブレットの画面を直視するため、
- 目が悪くなる
- 目が疲れやすくなる
などの問題が起こる場合もあります。
特に子供は集中し始めるとずっとやり続けられるため、注意を払わなければなりません。
まばたきの回数も減るため、目薬等での対応が必須です。
また、タブレット画面が発するブルーライトは、大きな問題があるとして社会的にも認知されています。
さらに、エアコンなどによるドライアイ対策、花粉症などのアレルギー対策も必須です。
花粉症などのアレルギーを持つ子にとっては、長時間画面を見続けるタブレット学習は厳しいものになる恐れもあります。
保護者の中には、画面を見続けるのに不安を持つ方もいるので、自塾での対策をきちんと伝えられるようにしておきましょう。
塾でのタブレット学習は採用する価値がある
メリット、デメリットを踏まえた上で、塾でのタブレット学習の採用は非常に価値が高いと言えます。
様々なコンテンツがありますが、時代の流れとしては、いかに個に合わせられるかがポイントです。
タブレット学習と一言で表しても、様々なものがあります。
そこで、タブレット学習採用のポイントは、
- タブレット学習にはビットキャンパスタッチがよい
- 時代の流れは個別最適化
の2つです。
それぞれの特徴も踏まえてご紹介します。
タブレット学習にはビットキャンパスタッチがおすすめ
各社が提供するタブレット学習のシステムには、長所と短所があります。
例えば、
- 問題数は多いが、解説が短く定着しない
- ゲーム性は高いが、反復練習の機能がない
- 問題量は多いが、対応していないデバイスがある
など、たくさんの問題があるのです。
いくら素晴らしいコンテンツをそろえても、成績効果が上がらなければ生徒はやめてしまいます。
タブレット学習だからこそ、現場の講師の力量で解決しづらい問題が多いです。
ビットキャンパスタッチには、現場の講師が助けられ、生徒の成績効果に繋がる仕組みが満載。
- ゲーム性を取り入れ、入りやすく工夫
- 各科目の進捗状況を見える化
- 継続しやすいコンテンツで、学習習慣が身につく
- あらゆるデバイスに対応
- 間違えた問題は、時間をおいて再度出題
- 主要教科の問題数は30,000問
こんな魅力がいっぱいです。
基礎力向上の手助けをするため、本物の学力が身に着けられます。
勉強への取り組みやすさが集中力を生み、学力定着を促す。
さらには、進捗も一目でわかるため、モチベーション維持もしやすい。
タブレット学習には、講師や生徒、保護者の「ほしい」がいっぱい詰まったビットキャンパスタッチがおすすめです。
時代の流れは「個別最適化」。生徒一人ひとりに合った学習内容を提供。
一昔前は学習塾といえば、集団指導がメインでした。
その流れを一新させた個別指導は、一人ひとりに合った学習を提供するというもの。
様々な学力層の生徒に対応ができる指導形態として、非常に大きな伸びを見せました。
しかし、個別指導には、
- 学生アルバイトの指導力
- 好きな先生に見てもらえない
- 生徒のペースに合わせ過ぎて授業が進まない
など、多くの問題があります。
これからの時代は、いかに効率よく指導を行えるかがポイントです。
それには、現場の先生に任せきりなアナログシステムでは対応できません。
時代は個別最適化です。
子供が持つ能力を、どこまで引き伸ばせられるか。
子供を伸ばすには、講師の存在はもちろん大切です。
しかし、講師に任せきりではなく、システムで学習を管理し、徹底的に効率化を図り、講師の力量に左右されず、最大限子供を伸ばせる時代が到来しました。
一人ひとりに合わせるためには、客観的なデータも必要です。
そういう面でも、タブレット学習のメリットは非常に大きいと言えます。
まとめ
教育業界のIT化の波は、今後一層大きなものになると予想されます。
公教育での採用は、時代の大きな変化を表しているのです。
これまでの先生と生徒の関係から、タブレットを上手に使った学習へと変化させ、より効率的に子供の潜在能力を引き上げる指導が必要でしょう。
タブレット学習にはメリットもあれば、デメリットもあるため、双方をきちんと理解して採用しなければなりません。
特に、デメリットへの対応が生徒や保護者の満足度に直結するため、細心の注意を払いましょう。
時代の流れは、完全に個別最適化へと傾いています。
この時代の波に乗るには、現場の講師の声が詰まってできあがったビットキャンパスタッチがおすすめです。
講師、生徒、保護者の「ほしい」がすべて詰まったタブレット学習。
タブレット学習の採用をお考えの方は、ぜひ一度目にしてみてください。