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お年寄の胃袋と塾の生存競争

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食品業界の生存競争

弊社セミナーでこんな話がありました。ある食品業界の方が、少子高齢化で市場が縮小する中、生き残るためにどんなことを考えているのかという話です。

若い人が減り、お年寄りが増えるわけですから、当然食品を食べる“胃袋”(=市場)も小さくなります。

では市場は小さくなり続け、食品業界に未来はないのかというとそうではありません。

お年寄りの胃袋が小さくなったとしても食べないわけではなく、少ない量でも質のいいものを食べるようになります。

多少高くても、おいしいものを食べたい。

つまり消費者は、量から質の追及へ移動するだけであって、おいしいものを提供し続けている企業にお客様が集まっていくのです。

学習塾業界の生存競争

学習塾業界も同じです。今後少子化が続きますが、成績を上げて志望校に合格するニーズが消えるわけではありません。

コロナ禍で家計も苦しいでしょうが、家計をやりくりして塾代を捻出する以上、少しでも質のいい教育をする塾を保護者は選びたいはずです。

食品業界と同じく学習塾業界でも、量から質への移動は当てはまります。では質のいい教育とはどのようなものでしょうか。

弊社内にこんな言葉があります。「水は高いところから低いところへ流れるが、教育は低いところから高いところへ流れる」というものです。

教育の高さは、テストの点数の高さや合格実績等にもあらわれます。

 

しかし更に一段考えを進めると、教育の高さは、厳しい勉強に堪えて頑張れる生徒の集団であるかどうかを意味します。そこでは生徒も先生も「覚悟」が必要です。

何のために塾に来ているのか、生徒を自ら努力する子に育てるために、どこまで先生は覚悟しているのか、そんな覚悟の総和が教育の高さを生み出します。

「こんなことをすれば生徒は退塾するのではないか」と不安になることも先生はあると思います。でもそこで生徒に迎合するのか、生徒の前に立ちはだかるのか、そこには覚悟が必要です。

結果的に、そういう高い教育を実施している塾に生徒が移動していくだけで、学習塾業界が衰退し続けるわけではないという考えです。

実際に実行するとなるととても難しい考えですが、不味い料理を出しているレストランがどんなに広告宣伝に力を入れても、悪評を地域に広めるだけとも言われます。

まずおいしい料理を作ることを極めることが、結果的に集客につながるのだと思えます。

弊社内ではそのことを「深化」と表現し、いろんなことに手を出すのではなく、一つのことをピカピカに磨き上げるまで、仕事を「深堀り」することを現場で厳しく問われています。

少子化の時代であっても、教育のニーズが消えるわけではなく、質の高い教育が残っていきます。

それだけが答えではありませんが、より高みを目指していく姿を子ども達に見せていきたいと思います。

 

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