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学習は「自習」と「対話」

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共通テスト

今年から新たに共通テストが実施されました。テスト枚数も大幅に増え、様々な図や表を数多く読込んで解答する問題が目立ちました。

論理的思考力や判断力を問うテストに変わることへのメッセージは十分伝わったはずです。

春から中学生の教科書も変わり、学習塾は今後、どのような教育をしていくべきか真剣に考える時期がきていると思います。

 

動物は教育しない

元京都大学総長で、霊長類研究の第一人者でもある山極壽一教授によると、人間以外の動物は、教育をしないそうです。

例外的に ライオンが傷ついた獲物を捕らえずに子どもに追いかけさせて技術向上を助けたり、チンパンジーの親が、木の枝を使ってシロアリを取るのを子どもに見せたりする「教示行動」がありますが、それもほんのわずかで、血のつながりのある親子の間で行われるだけだそうです。

人間だけが、他人の手をとって「こうするんだよ」と先回りして教えます。人間が教育するのは、高い「共感力」があるからで、他者の知識の欠陥を埋めたいと思う「おせっかい」が働くようです。

 

ノートと思考力

クラスの中には、勉強もできてスポーツもできる生徒が必ずいます。何か共通項があるのではないでしょうか。

子どもが通っているサッカー教室では、サッカーノートを書かせています。コーチ曰く、サッカーは思考力と判断力が要求されるスポーツで、ノートを書かせると思考力がつくそうです。

練習の課題を書く欄に、子どもが「ドリブル」と書くと、コーチが「ドリブルのどんなところが」と深堀りしたコメントを書き込みます。

練習前にノートに書いたことをその日の練習で意識して取組み、練習後にどうだったかを書き込むことを繰り返すと、自分で考える力がつき、試合中でも自分の判断で動けるようになるようです。

弊社でも、生徒に将来の夢をノートに書かせる取組みをしています。最初は「幸せになりたいです」とだけ書いてきます。

それを否定せず、先生がコメントを重ねていくと、3か月後にはA4用紙いっぱいに具体的な夢や実現方法が書き込まれるようになることを発見しました。

先生とやりとりを重ねていくうちに、先生も驚くような考えを論理的に書いてくるのです。これもある意味、人間のおせっかいかもしれませんが、本人に考えさせるという意味では、動物の教示行動に近いかもしれません。

 

「どんな鳥でも自分の翼で飛ぶしかない」という言葉があります。動物は親の姿を見せて子どもを教示しますが、人間には言葉と共感力があります。

山極教授は、学習は「自習」と「対話」だと言っています。対話を通して、自分で考えて試行錯誤することで思考力がつきます。

論理的思考力や判断力をつけさせる教育を考える上で、これからは「自習」と「対話」、特に子どもとの「対話」の時間を増やしていくことが重要に思えます。

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