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各国の首脳・経営者・専門家らが集まり、世界が直面する課題を解決する世界経済フォーラム「ダボス会議」。
2021年8月の開催予定はコロナにより中止となりましたが、テーマは「グレート・リセット」でした。
ダボス会議の創設者クラウス・シュワブ会長は、コロナで露呈した資本主義の限界を指摘し、アフターコロナへ向け新たな資本主義社会を再構築(リセット)する必要があることを指摘しました。
今後...
先日、宮城県の学習塾で子どもの学力格差が拡大しているという話を聞きました。
現場で感じる仮定の話としつつ、宮城県は低学力層が他県より早く多くなりそうな予感があるそうです。
今年、10年前の東日本大震災のときに4~5歳だった生徒が卒業し、学校から配られる学年の成績分布図を見てみると、今年の高1(昨年度の中3)は完全に上位層と下位層に分かれていて、平均前後の中間層がほとんどいなかったという...
DX(デジタルトランスフォーメーション)の動きが教育業界でも盛んに取り上げられるようになりました。DXは、2004年にスウェーデンウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が初めて提唱した概念で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」と定義されています。学習塾では、DXをどのように考えれば良いのでしょうか。
GIGAスクール構想
学校において、生徒一人1台端末と高速通...
「ゆとり世代」や「さとり世代」と揶揄されるように、時代共に子供たちも変化しています。
塾の指導もそれに合わせて変化しつつありますが、特に指導において、厳しさの与え方はこれまで以上に難しくなっており、経営者と教育者の二つの立場を持つ塾長はその狭間で運営方針についての葛藤を感じているとお聞きします。
そこで、営業マンとして塾を回る筆者が見聞きした中で、正反対の二つのタイプの塾について、事例...
2021年3月、千葉県の駅ナカそば屋「そばいち」では、ついに厨房でロボットがそばを茹で始めました。
日本の労働人口の49%が機械に代替可能との研究がありますが、それがいよいよ身近になってきています。
AIやロボット化の時代に負けない学力については国も指針を示していますが、教育の現場で具体的にどのように取り組めばいいのでしょうか。
映画「Most Likely To Succeed」
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働き方改革は、雇用形態による待遇格差や多様な働き方の容認、長時間労働の是正などで、誰もが働きやすい環境を作り、生産性を向上させようという目的で法案化されました。
テレワークの導入や労働時間ではなく労働成果を求めるジョブ型の採用が事例として分かりやすいでしょうか。
一方、学習塾の現場で働き方改革を実現するのは難しいという声もよく耳にします。
これは、働き方改革で目に見える成果が長時...
春は新規入塾のシーズン。体験授業→春の講習→本科入学は定番の流れですね。
去年は新型コロナウイルスの影響で春の新規入塾に苦労した塾が大半ではないでしょうか。
夏から秋にかけて生徒は戻ってきたとはいえ厳しい状況。この春の新規入塾で取り返したいものです。
とはいえ、毎年頑張ってきてこれ以上出来ることがあるのだろうか。悩ましいです。
筆者も小学5年生と3年生の子どもがいます。
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サービス業として見た塾の特徴
学習塾は、サービスを受ける人(生徒)とお金を払う人(保護者)が違うという難しい業界ですが、学習塾のお客様は誰でしょうか。
サービス産業生産性協議会によると、サービスの定義は、お客様の「事前期待」に適合するものだそうです。
お客様が学習塾に期待することは人それぞれですが、学習塾では生徒や保護者の要望を聞かないことが多くあります。
教えて欲しくて塾に通...
共通テスト
今年から新たに共通テストが実施されました。テスト枚数も大幅に増え、様々な図や表を数多く読込んで解答する問題が目立ちました。
論理的思考力や判断力を問うテストに変わることへのメッセージは十分伝わったはずです。
春から中学生の教科書も変わり、学習塾は今後、どのような教育をしていくべきか真剣に考える時期がきていると思います。
動物は教育しない
元京都大学...
デジタル教科書
文科省の方針で、今年度よりデジタル教科書の使用制限が撤廃されることになりました。デジタル教科書については賛否両論があります。ある調査によると、全国の公立小中学校を所管する自治体の9割が、デジタル教科書の使用に不安や懸念を抱いているようです。
不安に思うことの第一位は、視力の低下等の健康面の不安で、その他にも紙の教科書のメリットや書くことの重要性等が指摘されています。これから...